元声優が教える!声優になるための演技練習方法を公開!外郎売り編

声優になるための練習方法声優になる方法
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今回は声優になるために今すぐできる練習方法を紹介したいと思います

テーマは演じることとは?

使う台本はなんでもいいんだけど、王道的なところで「外郎売り」でやってみようかな!

滑舌練習として使われることの多い題材ですね

参考外郎売

演技するということはどういうことかを掴んでもらえればと思います!!

外郎売りで演技の練習する方法!

用意するものはスマホだけ!

必要なものは以下の2つの機能があるもの

  • ボイスレコーダー
  • 映像が撮れるもの

声の録音もビデオの撮影もスマホで十分です!

台本チェック

まずは外郎売を声に出して読んでみてください!

 

つっかえず読めましたか?

 

外郎売は江戸時代の演目ですので、聞きなれなかったり、言い慣れない言葉もたくさん出てくるかと思いますが、

「即ち文字には頂き・透く・香と書いて透頂香と申す。」

まではサッと言えるくらい何回も声に出してみてくださいね!

喜怒哀楽を表現する

外郎売をサッと言えるようになったら、次はボイスレコーダーの出番

声を録音しながら、次の感情をのせて話してみてください!

感情

  • 嬉しい
  • 怒りながら
  • 哀しくて泣きながら
  • 楽しみながら

※1度に1感情のみで言い続ける

 

どうですか?

録音したものを聞いて、ちゃんと「怒ってるんだな」とか「悲しいんだな」って聞こえましたか?

「いつも自分で聞いている声と聞こえ方が違う」なんて恥ずかしがっていちゃダメですよ!

大事なのは声を聞いただけで感情がわかること

ボイスレコーダーに録音してもらったのは、設定した感情に聞こえているかを確認してもらうためです

極論ですが演技をするのに感情なんて入っていなくても良いんですよね

聞いている人に、伝えたい感情で聞こえていれば良いんです

 

でも最初って、そういうことはわからないと思います

だから実際に自分が怒ったときってどんなふうに喋っていたのか、楽しいときはどうだったろうかって、普段生活している時に自分の声の出し方に耳を傾けてみてください

自分の声に耳を傾けるって変かもしれませんが、声優にはそういう研究が普段から必要になってきます!

 

ヒントを書くとすれば、たとえ声だけの芝居だったとしても表情が重要です!

楽しいときとかって顔が笑っていますよね?

試しに今、笑いながら外郎売を言ってみてください

録音すれば、ただ言っているだけとは音が違うことに気づいてもらえるはずです!!

外郎を売る!

ここまでは感情を声にのせるにはどうすればいいのか説明してきました

でも、題材は「外郎売」です

 

次は「外郎」を「売って」みてください!

演技っぽくなってきましたね笑

外郎というのは喉につかえた痰を止める薬のこと

これを民衆に売るわけですね

 

たくさんの人が行き交う路地

もちろん急いでいる人、のんびり歩いている老人、子供が元気よく走り回ったりしているわけです

どうやってこの「外郎売」を話せば、

行き交う人々が足を止めてくれるんでしょう?

どうしたら買ってくれるんでしょう?

 

もちろん身振り手振りをつけて貰って構いません!

感情をコロコロ変えてみたり、話すスピードを変えてみたりと考えながら「外郎売」を話してみてください

あなたは商人なんですから!

人が足を止めて人だかりができるような商人になってみてください

それが演じるってことです!!

 

そして映像に撮って見直してみてください

なにか発見があるはずですよ

まとめ|感情表現は演じることの基本!!

演じるということを体感してもらいやすいように説明してきましたがどうでしたか?

声優の基本である「感情を声で表現する」方法も紹介してみました

似たようなことをやっている養成所も多かったりします

 

今回は「外郎売」という聞きなれないかもしれない題材で解説してみましたが、もちろんラノベでもマンガでも似なような演技の練習はできます!

あなたの好きな作品でも挑戦してみてください

もちろん録音を忘れずに!

最初のうちから録音しながら練習する癖を付けておくと、あとで専門学校や養成所にいったときに先生の言っていることを理解するスピードがあがりますよ

 

少しでも演じることのヒントになっていればうれしいです

そんな感じ!ではではー!!

声優になるには?プロが教えるアニメ・吹き替えデビューまでの道のり!
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このページでは「声優になるにはどうしたらいい?」という方へ、プロ声優になる方法をわかりやすく解説しています。 ぼくが声優として活動した10年間の経験を余すことなく書きました。 「声優になりたい!」という方の背中を少しでも押せれば幸いです。

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