「声優になりたい」と思っている方なら、声優になるにはどんなスキルが必要なのか気になりますよね
魅力的な演技力を持っているというのは、声優を目指している方なら誰もが想像がつくかと思います
でもじつは、演技力よりも早く身につけておきたい大切なスキルがあるんです!
この記事では、声優に必要なスキルについてお話していこうと思います
声優に必要なスキルとは?
声優に必要なスキルは全部で6つあります
重要な順番に上げるとこんな感じ!
演技力が一番最後に書いてあるので、驚かれた方もいるかもしれませんね
結論から言ってしまうと、ほかのスキルがかけ合わさることで結果的に演技力・表現力がパワーアップするんです!
では、それぞれのスキルがどのように声優として役に立つのか解説していきます
腹式呼吸・腹式発声ができる
腹式呼吸は声優だけでなく、役者を目指すなら必ず身につけるべき必須スキルです
どの養成所へ行ったとしても最初に教わる技術でもあります
腹式呼吸をして声を出すと、芯のある強い声を出せるようになります
これが腹式発声です
腹式発声で芯のある強い声、いわゆる良い声を出せるようにするために腹式呼吸が必要というわけですね!
腹式呼吸とは?
腹式呼吸とは、空気を吸うときに肺を下にふくらませることを言います
どういうことかわからないという方は、今すぐ深く息を吸ってみてください!
どうでしょう?
きっと息を吸い込んだときに肩が上がったんではないでしょうか
これは胸式呼吸といわれる、肺が上にふくらんでいる呼吸法です
腹式呼吸に挑戦!
では、腹式呼吸をするにはどうしたら良いんでしょう?
腹式呼吸を簡単にする方法がありますので紹介します!
たったこれだけで腹式呼吸ができます!簡単ですよね?
仰向けで息を吸うと、お腹に置いた手が上下に動くのが実感できると思います
これが腹式呼吸です
この方法で腹式呼吸をする感覚を身につければ、立っている状態でも自然と腹式呼吸ができるようになりますよ
ぜひ、実践してみてくださいね!
滑舌よく話せる
滑舌良く話せるというのも声優に必要な立派なスキルです
いつからか滑舌という言葉が一般的になってきたので言葉の意味を知っている人も多いかもしれませんね
滑舌とは?
滑舌とは、人間がその声を出す時、相手に理解してもらうために舌や顎や口をうまく動かしてはっきりとした発音をすることをいいます
滑舌が良ければ、相手が何を話しているか聞き取りやすくなり、理解もしやすくなります
逆に、滑舌が悪いといくら一生懸命に話したとしても、相手に言葉の意味が通じないことが多くなってしまいます
声優に滑舌が必要な理由
声優に滑舌が重要と言われている理由は、マイクを通して録音された言葉は、ふだん対面で話しているときの言葉よりも理解しにくいからなんです
対面で話をしていると、相手の表情・口の動き・身振りの動作によって、無意識のうちに言葉の意味を予想しています
なので、滑舌が悪くても一般生活にはあまり支障が出ないんですよね
しかし、声優ともなるとすべての言葉が明瞭にハッキリ聞き取れるように話せなければなりません
物語のなかで重要なセリフが、何を話しているのかわからなければ感動も薄れてしまいますからね!
正しいイントネーションで話せる
イントネーションとは発音のことを指します
正しい日本語の発音で話せるスキルが声優には必要ということです
地方出身の方は方言が染み付いているので、正しいイントネーションを身につけるのには苦労してしまう方が多いかもしれませんね
東京出身でも安心できない!
「東京出身だから訛とか関係ないや!」と思った方も中にはいるかもしれませんがそれは違います
僕も埼玉県南部出身なのでほぼ訛がないはずだったのですが、声優の現場に出てみると訛を注意されることが多々ありました
生活環境や普段の言葉遣いの影響で、知らず知らずのうちに言葉がなまっていたんです
東京出身だからといってイントネーションの確認を疎かにしていると、どこかで痛い目をみるといういい例ですね笑
正しいイントネーションの確認方法
正しいイントネーションを身につけるには、常日頃からアクセント辞典でイントネーションを確認するしかありません
また、イントネーションは時代の変化とともに変わっていきます
声優になるなら常にイントネーションを確認できるようにしておきたいですね!
コミュニケーション能力がある
どんな仕事でもそうですが、声優という仕事はよりコミュニケーション能力が必要です
アニメでも洋画でも、もちろんナレーションだったとしても、作品はひとりで作るものではありません
作品をより良いものにするには、みんなで意見を出し合って作り上げていく必要があるんです!
自分の演技を良いものにするために、先輩声優や音響監督にアドバイスをもらうのにもコミュニケーション能力が必要です
また、最低限のマナーが守れなければ誰もアドバイスをくれませんし、印象の悪いヤツというレッテルを貼られてしまうと仕事がなくなってしまうことだってあります
コミュニケーション能力が高いと、スタッフさんに気に入られて仕事がもらえたり、マネージャーに沢山の現場に連れて行ってもらえるかもしれません
学校・バイト先などで先輩後輩関係なく、色んな人と関わりを持つことでコミュニケーション能力は上がっていきます
普段の何気ない日常から気を抜かないことが大切というわけですね!
文章を読み取る想像力がある
台本を渡されたときに文章を正しく読めないと声優の仕事はつとまりません
声優は、さらに読み取った文章から登場人物の心情を読み取って表現しなければいけないんです
学校の授業でいうと、国語より道徳の授業でやったことに近いかもしれませんね
文章を読み取る能力を上げるには?
文章を読み取る能力を高めるには小説を沢山読んでください
小難しい小説でなくて、ライトノベルのようなわかりやすい本で大丈夫です
文章を読んで自分の心・感情を動かすのが大事なんですから!
台本の読み取り方については「プロの声優がアフレコ収録の本番までに準備することを詳しく紹介!」でも触れていますので合わせて見てみてください!

演技力・表現力がある
最後に紹介するのが声優としての演技力・表現力です
作品のテーマやキャラクターの気持ちを発信できるのは、配役された声優しかしません
視聴者に声だけで120%届けなければいけないんです!
どんなふうに表現したらキャラクターの気持ちが伝わるのかは試行錯誤あるのみ!
微妙なセリフの言い回しが、視聴者に与える印象をガラリと変えてしまうんです
声優の一番の醍醐味であり、楽しい部分ですね
演技や表現をするということにピンときていない方は「元声優が教える!声優になるための演技練習方法を公開!外郎売り編」を見てみてください
演技をするとはどういうことかを簡単に体感できる方法を紹介しています

まとめ|声優に必要なスキルが演技力・表現力につながる!
声優になるにはどんなスキルが必要かを6つ紹介してきました
演技力が最後にきているのは、ほかのスキルを身に着けた上で出来上がるスキルだからです
ようするに、演技力以外のスキルを磨いていけば演技力・表現力も上がっていくということですね!
声優になるために必要なスキルは多いですし、どれも一日で身につけられるものではありません
ですが、どれも声優の養成所や専門学校に通わなくても身につけられるものばかりです
毎日コツコツと努力することで、売れる声優になれますよ!
将来声優になりたいなら、今からでも実践してみてくださいね!!
ではではー!!
声優になるには?プロが教えるアニメ・吹き替えデビューまでの道のり!
コメント